TEST LABOテストラボ

What's TEST LABO
テストラボとは
お客様にご提案する生産用製造装置の設計開発にあたり、実機に適用する加工条件を事前にテストし、加工結果と副生製品を明らかにすることができる、ムサシノキカイのテスト専用設備です。

TEST LABO:MELT SPINNING

溶融紡糸テスト装置-メルトスピン(名古屋事業所)

溶融した樹脂から糸を紡ぐ「溶融紡糸テスト装置」です。少量の原料で紡糸テストができ、「乾式」「乾湿式」の紡糸方法に対応しており、溶融紡糸テストラボを利用することで、運用導入前のライン検証が行えます。しかも、温度管理や速度管理などの条件設定でテストできることから、設備導入にかかるリードタイムの短縮が可能になります。

LINE FORMATION
メルトスピンテスト機・ライン構成

  • 01

    押出機

  • 02

    ギヤポンプ

  • 03

    ノズル

  • 04

    冷却水槽
    冷却筒

  • 05

    第一延伸機
    引取ロール

  • 06

    加熱炉

  • 07

    第二延伸機

  • 08

    巻取機

MACHINES
メルトスピンテスト機

MACHINES
01
押出機・ギヤポンプ

樹脂ペレットを高温で溶融し、ギヤポンプを使用して定量でノズルから押出します。
ノズルの交換が可能で、モノフィラメントのテストはもちろん、マルチフィラメントで押出し、1本の糸に撚糸してテストすることもできます。

□仕様

・ホッパー 容量3.5L(手投入)
・スクリュー φ20 L/D33 シングルフライト
Max. 97rpm
・ギヤポンプ 川崎重工製 KHP-1 0.6cc/rev
回転数:Max. 60rpm
・ヒータ 3ゾーン(水冷式) アルミ鋳込ヒータ
・吐出量 Max. 約2kg/h
・ノズル モノホール(φ1×L/D 8)
・リフター 押出機を乗せ、乾式紡糸と
乾湿式紡糸に対応

MACHINES
02
冷却水槽

溶融された糸を、冷却し成形するだけではなく、糸の特性も検証できます。
また、槽内も「水」だけではなく、樹脂に合わせた液体で冷却することもできるほか、冷温水器。ヒータにて温水でのテストにも対応できます。

□仕様

・加熱・冷却範囲 0~80℃+冷却水槽内にヒータ完備
冷温水器にて循環温調+槽内ヒータによる加熱

MACHINES
03
第一延伸機・第二延伸機

第一延伸機と第二延伸機の速度比率により、糸の太さと強度を調整できます。

□仕様

・延伸ロール φ250×3本
・速度 Max. 240m/min(Min. 5m/min)
・延伸倍率 無延伸~20倍

MACHINES
04
糸径計測器

延伸前後の糸径と真円度の測定ができます。
 

MACHINES
05
加熱炉(アニール槽)

第一延伸機と第二延伸機の間にあり、延伸をかけるための加熱装置です。最大250℃まで熱風加熱でき、第二延伸機での延伸効果を向上させることができます。

□仕様
・熱風加熱(ヒータ+ファン)2ゾーン
 Max. 250℃

MACHINES
06
巻取機

張力を制御してボビンに巻き取ります。

□仕様

・スピンドル 1錘巻 (ボビン巻、パーン巻)
巻取速度:Max. 350m/min
制御:ダンサー式張力制御 (張力:6~30g)
巻量:170,000m (繊度:φ0.1~0.2)
・トラバース 速度:1~150mm/sec
巻取ピッチ:0.5~6mm (150m/min以上)
巻姿自動制御式
・ボビン巻 鰐径:φ200×銅径φ90
・バーン巻 鰐径:φ200×銅径φ140
・その他 静電除去装置付き
500Nロードセル引張試験器
アナログ値ロギング